パーキンソン病
パーキンソン病やパーキンソン症候群、運動障害疾患の診断治療を行っています。問診や神経学的診察で鑑別診断を行い、血液検査、頭部MRI、脳血流SPECTやMIBG心筋シンチグラフィーなどの補助診断と合わせて、早期診断と丁寧な診療を心掛けています。パーキンソン症状は個人差があります。発症年齢やADL（日常生活動作）、ライフスタイル、活動性を考慮しながら、出来るだけ長期的視点に立って治療方針を決定します。薬物治療はレボドパ、ドパミン受容体作動薬、MAO-B阻害薬、COMT阻害薬、抗コリン薬、アマンタジン、ドロキシドパなどの新薬を含めたラインナップを取り揃え、きめ細かな多剤併用療法に対応出来ます。深部脳刺激療法などの外科的治療の効果が期待出来る場合は、手術可能な医療機関（脳神経外科）に紹介します。パーキンソン病は、薬物治療と合わせて早期から運動療法やリハビリテーションを開始することが重要と考えています。運動症状以外の精神症状、行動異常、睡眠障害、自律神経症状、消化器症状などに対する精査加療の相談にも応じます。