医療法人社団 威風会 栗山中央病院

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膝関節鏡手術について

※現在行っておりません

Q1 膝関節鏡手術とは?

膝関節鏡手術

関節鏡とは胃カメラのように細い管の先にレンズとライトがついたもので、これで関節内をのぞきながら診察し、治療をします。通常の手術のように患部を大きく切開する必要がないため、負担が少ないのが特徴です。ギザギザになった半月板や関節軟骨の凹凸、骨棘などを切除したり整えたりすることが可能で、主な痛みの原因が半月板損傷や骨棘で関節の変形があまり進んでいない場合などに行います。

半月板切除術

半月板は膝関節内にある組織で、膝の安定性を与え、体重負荷を吸収分散するクッションの働きをします。半月板損傷はスポーツをする人に多く、急性期では関節の腫脹と疼痛、著明な場合は断裂した半月版が挟み込まれ、膝の曲げ伸ばしができなくなります。慢性期では、頑固な歩行時痛や水腫、立位でガクッとなる膝崩れ現象を認めます。治療として
傷んだ部分を切除したり縫合したりしますが、半月板は完全に回復することはありませんので、関節軟骨に負担がかかりやすくなります。

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滑膜切除術

主に関節リウマチに対して行われる治療法です。
長期にわたって炎症が続いている滑膜を取り除くことで、痛みや炎症をおさえる効果が期待されます。
関節の破壊がより少ない時期に行うほうが効果的といわれています。ただし滑膜はいずれ再生してくるので、根本的な治療とはいえません。

前・後十字靭帯損傷

膝関節には前後のぐらつきを防ぐために、十字の形をした前十字靭帯と後十字靭帯があります。大腿に対して下腿が前方へ移動する動きを制御する役割をしています。スポーツ傷害や事故などで、損傷を受けることがあり、関節鏡にて状態を確認して今後の治療方針をたてます。

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関節鏡手術の合併症

関節鏡手術の合併症は、アプローチの方法、手術の方法や手術時間などによって異なります。

  • 麻酔に伴うこと
  • 周辺の神経の・血管の損傷
  • 細菌感染 (清潔な生理食塩水を関節内に流しながら行うので、非常に安全性が高く、細菌の感染などの確率も僅少です。)
  • 深部静脈血栓症/肺動脈塞栓症

手術後

  • 手術後の痛みに対して注射や座薬、点滴で鎮痛剤を投与しますが、明らかに軽減しない場合は、医療者(医師・薬剤師・看護師)に伝えて下さい。
  • 術後数日は膝を中心に腫脹や疼痛があり大変かと思われますが、可能な限り早期より膝の屈伸運動、大腿四頭筋を中心とした筋力トレーニングを積極的に行うことが最も重要となります。
    スタッフと相談しながら、リハビリを進めてください。

※分からないことや不自由なことがある場合は、遠慮せずにスタッフに伝えて下さい。

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ご心配なときは、いつでも声をかけてください。

分からないことや不自由なことがある場合は、遠慮せずに、いつでもスタッフに伝えて下さい。

私達と一緒に、元気に治療していきましょう!